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上ノ国町教育委員会の塚田です。 今年も早いものであとわずかとなり、年末ジャンボ宝くじを購入して”一獲千金“を夢みている方も大勢いらっしゃるのではないでしょうか。今回は、そんなお金に関する展示品をご紹介したいと思います。 上之国館調査整備センターでは、地中に埋蔵されたお金、いわゆる埋蔵金の展示品があります。 その資料は、昭和41年7月10日に上ノ国町の清浄(しょうじょう)寺の墓地付近の畑で耕作中に発見され、漬物石で蓋をした茶壷に一分銀2,210枚、一朱銀2枚が入ったものです。そのうち、蓋石・茶壺・一分銀5枚・一朱銀1枚が町に寄託され、展示されています。 発見された当時の写真と寄託された6枚の銀貨 では、この銀貨の価値は、いくらだったのでしょうか。仮に、金1両が現代の価値で120,000円として計算してみたいと思います。当時は、おおよそ金1両=銀60匁なので、120,000円÷60=2,000円となり、銀1匁=2,000円程度となります。 次に、おおよそ銀1匁=銀10分となるので、1分銀=200円ほどとなります。1朱銀は1分銀の1/4程度の価値なので50円ほどとなります。 計算しますと、2,210枚×200円+2枚×50円=442,100円ですが、銭貨のコレクターの方たちの取引価格になると10倍以上の値段になると思います。 口径10.7㎝、器高24.2㎝、底径11.4㎝の壷。長石の粒が表面に現れて信楽焼と思われます。その場合、17世紀後半以降に生産された江戸時代の資料と考えられます(ご教示ください)。底部外面には、家印の墨書がみられます。 寄託された一分銀の種類は、天保一分判銀(古一分銀)と安政一分判銀(新一分銀)が確認できます。
by dounan-museum
| 2017-12-24 16:26
| コラムリレー
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