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厚沢部町 つちはし自然観察教育林 森林展示館の水本です。 道南ブロック博物館施設等連絡協議会「アドベントカレンダー」(テーマ:幕末維新・箱館戦争)10日目の原稿です。 幕府軍の最後の砦、五稜郭はご存じの通り、きれいな星の形をしています。 建物を攻撃から守るための効率的な構造として考案された「稜堡式築城法(りょうほしきちくじょうほう)」が採用されたとのことですが、五稜郭を初めて見た人は皆、誰しもその星の形にまず目を奪われるのではないでしょうか。 今回はそんな五稜郭の形にまつわり、自然界に存在する様々な星の形をご紹介いたします。 アドベントカレンダーの「幕末維新・箱館戦争」というテーマとは多少(?)離れることにはなりますが、少しの息抜きという事でご笑覧下さい。 まず何と言っても星の形をした代表的な花といえばキキョウがあげられます。 現在はその自生株は減少しており、絶滅危惧Ⅱ類に指定されています。 古くから「桔梗紋」として家紋に用いられることも多く、幕末動乱の立役者・坂本龍馬の家紋も「組合わせ角に桔梗紋」というものでした。 他にも星の形、いわゆる5枚の花弁を持つ花は多く見られます。 (左からセンブリ、ハイキンポウゲ、クサギ) (左からフデリンドウ、アケボノソウ、コナスビ) 花以外にもこんな星の形をしたものを発見しました。 (左からクサギの果実、五枚葉のツクバネソウ、種名は不明ですが星型に変形したきのこ) 気をつけてみると、自然界には星の形のものが沢山ある事がわかります。 なぜ星の形が多いのでしょうか?そのはっきりした理由は未だ分かっていません。 人の手をかけることなく、これほどきれいな形が自然に出来上がるというのは、なかなか不思議な事に思えますね。 最後に番外編として「ホシ」と名のつく生き物たちをご紹介しましょう。 やはり体のどこかに星を背負っているものが多いですね! (左からオオルリボシヤンマ、シロジュウシホシテントウ、ホシハジロ。ホシハジロの「ホシ」は背の黒い横紋からきていると言われています。) 以上の生き物たちは、キキョウ以外は道南で容易にみる事が出来ます。 五稜郭で幕末維新に思いを馳せた後は、野に出て自然界にも存在する星の形の秘密に浸ってみてはいかがでしょうか。
by dounan-museum
| 2013-02-20 04:00
| テーマ「幕末維新・箱館戦争」
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