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奥尻町教育委員会の稲垣です。 今回は奥尻町の「稲穂ふれあい研修センター」所蔵の美術品のうち、旧稲穂小学校時代に、震災被害に対する激励などのために全国から寄せられた美術作品を紹介します。 稲穂小学校は、明治27年の創立、平成15年3月をもって統合、閉校した学校で、翌年から空き校舎を転用した同センターとして開館、現在では「歴史民俗資料展示室」として、島内の歴史・文化等を伝える資料館として活用されています。 ![]() 稲穂ふれあい研修センター 歴史民俗資料展示室 平成5年7月12日の夜、奥尻島は大きな地震と津波に襲われ、稲穂地区も甚大な被害を受けました。校区内では幸い児童に死者はでませんでしたが、保護者が亡くなった家庭や、転居をよぎなくされる家庭が出るという悲劇がありました。 また、島内の学校としては唯一校舎が津波にのまれ、破壊されてしまいました。メディアの積極的な取材もあって、全国の注目の的となり、稲穂小学校の名前は皆が知ることとなりました。 ![]() 被災した校舎 全国から励ましの手紙や寄付があり、様々な物が贈られました。その中で絵画や銅像などもあり、そのまま校内に飾られることとなったのです。 ![]() ・細野稔人「夢少女」銅像 高さ約54㎝ 日本ハリストス正教会寄贈 1993年11月20日 首を左にややかしげてトロンとした眼で見つめている少女。左手に人形を抱えていますが、顔がうりふたつ。ポワーンと夢を見ているようです。 細野は「二紀会」で活躍する新潟県出身の彫刻家で、他に道内では新千歳空港内に作品が置かれています。 ![]() ・佐藤範夫「はばたけ夢のせて」銅像 高さ約145㎝ 開校百周年記念 1994年6月12日 少女とハト。右手に載せたハトが今まさに飛び立たんとしています。ハトは平和と希望の象徴のように言われますので、100周年を迎えた小学校が地域とともに末永く学舎であってほしいとの願いが込められたように見えます。像のモデルは当時6年生だった児童です。 佐藤は旭川市で個展を開くことの多かった彫刻家で、道内各地で作品を見ることが出来ます。室蘭市入江運動公園や稚内市天北緑地などです。 ![]() ・阿部銑一「夏の日」絵画100号程度 函館白百合高等学校寄贈 1994年6月12日 右手に復興なった稲穂地区の住宅と新築された小学校、灯台のある稲穂岬の沖にはフェリー「ニューひやま」の姿が。前浜ではイカ釣り船が出航し、手前には磯舟が出ています。足下には奥尻の町花のハマナスと自生していたエゾカンゾウが一面に花開いています。再出発を祝った、まさに希望に溢るる作品です。 阿部は函館の風景を題材にすることの多い画家のようですが、当時稲穂小に赴任していた教員の中に、函館白百合高の卒業生がいたことが縁になったものと思われます。 ![]() ・村元惇「賽の河原伝説」絵画100号 2002年2月制作 奥尻の霊場、賽の河原で地蔵菩薩像の前で石を積んで手を合わす子供ら。対岸の太田(せたな町)付近の山並みの隙間から朝日が昇ってきて暗闇を切り裂くように一条の光が差し込んでいます。 明治の昔、稲穂地区の住民が手こぎ船で対岸の太田へ郵便物を取りに行った帰路、濃霧により五里霧中となった時、お地蔵様が現れて光をさして進路を導いたという言い伝えを題材にしているようです。 村元は大正15年上ノ国町生まれで、「衆樹会」会員。
by dounan-museum
| 2015-10-07 11:00
| テーマ「道南の美術を知る」
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