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上ノ国町教育委員会の塚田です。 今回は、室町時代の山城である勝山館跡から出土した祭祀道具の人形(ひとがた)をご紹介します。 祭祀(さいし)は、祭場・祭式を伴った集団の儀礼で、祈願・慰霊・清めなどの目的で行われるものです。 この行為は、古来より行われ、それに用いられる道具として縄文時代の土偶・石棒、古墳時代の埴輪、北海道ではアイヌのイクパスイ・イナウなどがよく知られています。 勝山館跡では、祭祀道具として木製の人形が出土しています。 ![]() 人形は、一般に禊(みそぎ)の際、人間の身代わりにケガレや災いを移す対象物として作られたものですが、『源氏物語』(須磨の巻)に「三月巳の日、陰陽師に祓(はらい)をさせた後、船にことごとしきひとがたのせて流す」などと記録されています。 また、平城宮跡出土の人形は薄板製で目と胸のところを釘で打った跡があることから、相手を呪うための道具としても用いられていました。 この人形は、勝山館大手の空堀の中からみつかり、長さ31.1㎝、断面が円形の直径約1.6㎝の大きさで頭頂部が黒く着色され、平成20年7月10日には美術工芸品として重要文化財に指定されています。 ![]() 大手から出土する遺物は、館の内部から投げ入れられたものが多いのですが、この人形の場合、館で儀式を行った際に勝山館の人たちの厄災などを移した後に投げ入れられたものかも知れません。 この人形は、当時の人たちの信仰心を現代の私たちに伝えてくれる貴重な資料といえるのではないでしょうか。
by dounan-museum
| 2015-10-09 10:50
| テーマ「道南の美術を知る」
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