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市立函館博物館の奥野です。
写真1 現在も函館公園内に残る函館博物館1号館 ■最古の展示ケース? というのはこれまでにも紹介されてきた内容で、北海道立文書館に保管されている文書や矢田部の「北海道旅行日誌」(国立科学博物館蔵)などで、それらを裏付けることができます。しかし、モースの寄贈した貝類標本は、ミスジマイマイとヒダリマキマイマイの2件を除き特定できず(同定不可)、モースから助言や提供を受けた標本箱などの物品がその後どうなったのかは良く分かっていません。 写真2・3 ミスジマイマイとヒダリマキマイマイ 水産陳列場時代(明治24年~)のラベルも残されている
写真4 「最古の展示ケース」(現在も本館ロビーで使用しています) 「最古の展示ケース」とされていますが、それを証明する記録は確認できていません。開拓使の文書に触れられている可能性もありますが、これまでに明確にそれを指摘した方もおらず、なかなか調査の機会と時間の余裕もなく、調査自体実現していないのが実情です。
写真5 博物館1号館(全景)
入口から少しだけ館内の様子が写っていたので拡大して、現在に残る展示ケースと比較してみました。 入口左側に写る展示ケースと現在残されている展示ケースのはめ込み画像がほぼ一致することから、どうやら明治20年代にはすでにこのケースがすでに存在していたことが分かりました。
by dounan-museum
| 2018-08-24 12:00
| コラムリレー
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