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五稜郭タワーの木村です。 体系的に収集されたコレクションではないのですが、戊辰戦争・箱館戦争に関連する資料として収蔵している「胴乱」と「火薬入れ」をご紹介します。これらは、1964年の初代タワー開業当時、五稜郭を箱館戦争の「古戦場」として紹介する為に収集されていた資料の一部ですが、それぞれの資料の来歴や取得経緯などは残念ながら不明です。 さて、「胴乱」は日本古来の小型の革製カバン。兵士が弾薬一式を携行する為に用いられ、西欧各国から各種の銃とともに輸入された「西洋式胴乱」が各藩の軍制改革の中で採用されました。オランダからゲベール銃とともに輸入されたものが最初とされ、その後イギリス式、フランス式、アメリカ式なども輸入され、日本国内でコピーして作られたものもあり、戊辰戦争期を通して種々様々なタイプが使われたようです。兵士が身につけるには、腰のベルトに通すタイプや肩掛けのベルトに吊るすタイプなどが有りました。 ![]() 手前は、弾薬を入れる胴乱とともに使用される「雷管盒」(らいかんごう)です。ゲベール銃などでは銃身後部の「火門」へ銅製の雷管を被せて、これを「撃鉄」で叩いて発射薬を爆発させ銃弾を発射します。この小さな雷管を収納する小型のポーチが「雷管盒」で、この資料はベルトに通して装着するタイプです。 以下の写真は様々な「火薬入れ」です。「火薬入れ」は、弾丸と発射薬を紙で一つに包んだ紙製の薬莢が一般的になるまでは兵士の必需品でした。ということは、これらの火薬入れは戊辰・箱館戦争期よりも古い時期のものとも思われますが、デザインが面白いのでご覧ください。 ![]() 他の円形の二点にも「根付」が付いています。右側のは、いい感じに捻じれた木の根を加工したものでしょう。中央の本体表面には、鍬形の大きく張り出した戦国武将の兜に見えるデザインが描かれており、写真では見えにくいのですが、「根付」の彫刻は裏面が竹林、表面は虎と戦う武将の姿となれば加藤清正の虎退治の場面でしょうか? 「火薬」という物騒な代物を入れるための道具ですが、加工する材質やデザインに趣向が凝らされ、まるで工芸品のような手触りと風合いを備えています。持っていた人の趣味や個性を反映し、どんな人物が愛用していたのだろうかとの想像も広がります。
by dounan-museum
| 2021-11-24 09:00
| コラムリレー
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