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市立函館博物館 内田です。 今回は,9月7日(土)に開催した,「旧函館博物館一号」の内部公開についてご紹介します。 市立函館博物館本館の斜め上にあります「旧函館博物館一号」。明治12年5月25日に「開拓使函館仮博物場」として開場しました。 現存する日本最古の博物館建築物と言われています。 函館公園内には,「旧函館博物館一号」のほか,「旧函館博物館二号」(明治17年開場)も現存しており,二つとも北海道の有形文化財に指定されています。 ![]() 当館では開場記念日にあわせた5月25日に近い土曜日と,9月の函館公園ファミリーフェスタに,「旧函館博物館一号」の内部公開を行っています。今年度は5月に220名,9月に407名にご来場いただきました。 公開に合わせ,毎回収蔵資料をすこしだけ展示しています。今回は「水産陳列場」に関する展示を行いました。 「水産陳列場」は明治24年7月,函館公園内の3つ目の博物場として開場しました。北海道の主要な産業である水産業の進歩を促すことを目的に,水産関連の資料を展示していたようです。現在も当館に残っている資料のホッケ籠や船の模型,貝殻でつくられた工芸品や,缶詰や数の子の商品見本を展示しました。資料解説などは,博物館実習で来ている大学生にお願いをしました。初めてのお客様対応に緊張しながらも,博物館や函館公園の歴史をわかりやすく解説してくれました。 ![]() ![]() ![]() 明治15年につくられた錦絵「函館公園全図」には「旧函館博物館一号」は「博物場」として描かれています。 公園全図の冒頭には,箱館奉行であった杉浦誠(号 梅潭)の漢詩が掲載されています。函館八景といって,函館の名勝のひとつとして雨の夜の函館公園を挙げています。これから函館公園は紅葉で色づき始めます。秋の夜長に函館公園のお散歩はいかがでしょうか。 (雨の日は太鼓橋が滑りますのでご注意ください!)
by dounan-museum
| 2024-09-21 09:14
| コラムリレー
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