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今金町教育委員会の宮本です。 今年5月、ある町民から、引き取ってもらえないかとの問い合わせがあり、お宅に伺いました。それは押し入れの奥の方に置いてあり、出してもらったところ、濃い緑色の古びた鞄でした。 お話を伺うと、概略次のようなことでした。 私の父は自ら志願して海軍に入り、テストパイロットとして従事していた。戦地に赴いたわけではないが、危険な任務だったはずだ。終戦を迎え、身の回りのものはすべて赴任地に残して帰ってきたのだが、後日、父の友人がわざわざこの今金町の自宅までこの鞄を届けに来てくれた。この中身は飛行機乗りが携帯する落下傘一式で、以来ずっとそのままにしてある。 中をあけると、大きな生地が折りたたまれてあり、これと一緒にゴーグル、帽子、手袋、メモ、地図が入っていました。 そのメモの筆跡は間違いなく父のものだとのことで、お父様が使われていたものであることは間違いないと判断しました。 そして町にこの鞄を寄贈いただくこととなりました。 戦後80年という節目の今年、この落下傘や装具一式、町が所有する戦争関連資料をより多くの町民に見てもらおうと、秋に行われる町の文化祭に展示することにしました。期日は10月25・26日、会場は今金町総合体育館の一角です。 落下傘は大きいので、2階のランニングデッキの手すりから吊り下げて展示しました。 また、戦争で亡くなった方を掲載する「改訂今金町史(上巻)」の一覧表に基づき、その戦没地をドットで示す地図を作り、大きく拡大して展示しました。この地図作りは、以前のこのコラムで投稿された厚沢部町教育委員会石井学芸員の取組から着想を得て、当町でもやってみたいと思っていました。 決して大きなスペースではありませんが、立ち止まってじっくりと資料をご覧になる方、亡くなった親族の戦没地を指差す方など、色々な方とお話をすることができました。この2日間の来場者は延べ約900名。すべての方がこの展示をご覧になったわけではないでしょうが、多くの方に改めて戦争について考える機会を提供できたと思っています。 なお、戦没地の地図を作成する際は、町史の記載ではあまりにも抽象的で、場所の特定に至らないケースも多々ありました。 今金町教育委員会では継続して戦争関連資料や情報を収集しています。随時受け付けていますので、何か情報をお持ちでしたらどうぞお気軽にお尋ねください。
by dounan-museum
| 2025-11-22 12:22
| コラムリレー
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