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気がつくと師走です。 皆さんにとって、どのようなⅠ年だったでしょうか。 さて、今回の投稿では、煙草のパッケージから戦時中の変化を 感じてもらえればと、当館所蔵の煙草の箱をいくつか紹介したいと思います。 「ゴールデンバット」という煙草をご存知でしょうか? 2022年に発売中止となってしまいました。 写真の箱の側面には、「ゴールデンバット 拾本入 定價七銭」と記されているので、 おそらく、1936年(昭和11年)までに購入したものと思われます。 時期的にも、日中戦争直前なので、日本は経済活動が活発で、軍事化の過渡期と考えられます。 ところが、1937年(昭和12年)の日中戦争以降、段階を踏みながら値上がりし、1939年(昭和14年)には、一箱9銭となりました。また第二次世界大戦が本格化しはじめた1940年(昭和15年)には、「金鵄(きんし)」に改名されました。その背景として、外国語(特に英語)の使用を控える動きが、活発化したからと考えられます。野球や授業からも外国語の使用禁止の風潮が広がり始めます。そのため、名称だけではなく、パッケージデザインも大幅に変更されます。 ![]() 「金鵄」(昭和16〜17年ごろ) ![]() 「金鵄」(昭和18年以降) 現在の煙草が安いもので500円だと仮定した場合、戦時下の負担額として換算すると1,000円を加算した、1,500円が定価となり、約3倍となるの値上げだったことになります。しかも、本来の買えるバスはずの煙草2個分の負担金は、戦費へと注ぎ込まれるのです。今の私達なら大きな不条理を感じることでしょう。さらに、この戦時負担額は、終戦となる1945年(昭和20年)には、27銭まで増え、定価は35銭になったとそうです。戦争が始まる前が一箱7銭だったので、5倍の値段になったということです。このように、煙草の価格やパッケージの変化を見るだけでも、戦争には巨額なお金が必要となり、しかもそれらは国民が負担することになるのです。 ちなみに戦時中のパッケージ印刷の簡素化は、「ゴールデンバット」や「金鵄」以外にも多色刷りから白地に赤単色刷りへと変化した「光」など、ほとんどの銘柄にみられました。 ![]() 「光」(昭和13〜17年) ![]()
by dounan-museum
| 2025-12-15 00:00
| コラムリレー
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