|
カテゴリ
全体 コラムリレー 市立函館博物館 函館市縄文文化交流センター 北海道立函館美術館 函館市北方民族資料館 函館市文学館 五稜郭タワー 函館高田屋嘉兵衛資料館 土方・啄木浪漫館 北海道坂本竜馬記念館 北斗市郷土資料館 松前町郷土資料館 松前藩屋敷 知内町郷土資料館 七飯町歴史館 森町教育委員会 八雲町郷土資料館 福島町教育委員会 江差町郷土資料館 上ノ国町教育委員会 厚沢部町郷土資料館 乙部町公民館郷土資料室 奥尻町教育委員会 大成郷土館 ピリカ旧石器文化館 テーマ「道南の考古学」 テーマ「道南の自然」 テーマ「道南の農業開発の歴史」 テーマ「松浦武四郎が見た江戸時代の道南」 テーマ「道南の美術を知る」 テーマ「幕末維新・箱館戦争」 テーマ「道南のアイヌ」 事務局 コラムリレー 未分類 お気に入りブログ
リンク
以前の記事
最新のコメント
最新のトラックバック
最新の記事
記事ランキング
画像一覧
|
市立函館博物館の大矢です。 戦後80年をテーマとしたコラムリレー、どうしようかと考えていたところ、現在整理に着手している南方の資料につながることに気がつきました。 市立函館博物館が所蔵する民族資料については、アイヌやウイルタ、アリュートなどの北方民族資料がよく知られていますが、実は台湾やニューギニア、パラオなどのいわゆる「南方」の民族資料も相当数含まれていることはほとんど知られていません。 実際、約7,000件の北方民族資料に対して南方民族資料は200点弱に過ぎませんが、資料整理をしていたらなかなか興味深い資料があることに気づかされます。 台湾で収集された資料 台湾にはアミ族やパイワン族、タイヤル族などの原住民族がおり、当館にはタイヤル族の衣服やパイワン族の民具など約40点を所蔵しています。 台湾は日清戦争の講和条約である下関条約によって日本領となり、太平洋戦争終結まで台湾総督府により統治されていました。 この日本統治下の台湾で生活した方が終戦後に引き揚げ、現地で収集した資料を当館に寄贈しました。 パイワン族の楯 南洋諸島で収集された資料 パラオやサイパン島などの南洋諸島は、1919年に締結された第一次世界大戦の講和条約であるヴェルサイユ条約により、日本の委任統治領となっていました。 特にパラオには南洋庁が置かれて多くの日本人が移住し、戦後にはアメリカの信託統治領となりますが、現在も多くの日系人が生活しています。 (漫画や映画で最近特に話題となっているペリリュー島も、現在のパラオ共和国の一部ですね。) 南洋諸島で収集された民族資料約50点は、函館商船学校の生徒や、台湾の資料と同様に戦後引き揚げた方等によって当館に寄贈されたものです。 パラオで収集された筏の模型 サイパンで収集された投石用の紐 ニューギニアで収集された資料 ニューギニアには明治・大正期以降、多くの日本人が移住して農業などに従事していましたが、太平洋戦争時に日本軍が侵攻して激戦地となりました。 同地で収集された資料は約40点ありますが、おそらくニューギニアから引き揚げた方か観光に行った方から寄贈されたものと考えられます。 ニューギニアで収集された投槍 ニューアイルランド島北部で作られる祖霊像マランガン これら以外にも、フィリピンやインドネシアで収集された南方資料もありますが、これらについては戦後80年とは関係性が薄かったので省略します。 当館の南方民族資料は現在函館市北方民族資料館で保管されており、館の性格上なかなか展示する機会は見込めないのですが、何らかの形で公開できれば…と目論んでいます。
by dounan-museum
| 2026-01-06 08:50
| コラムリレー
|
Comments(0)
|
ファン申請 |
||